レスです( ゜д゜)ノ日中韓で歴史教科書を作る( ゜д゜)ノ

2019年09月22日

京アニ放火事件の実名報道( ゜д゜)ノ

もう、ほとぼりが冷めてきた時期であると思うので
京アニ放火事件の実名報道について、思う事を徒然とw

まず、大変悲しいニュースで、この件に関しては
感情論が先走ってしまう事があると思われるので、
今まで記事にしていませんでした。

という書き出しでもわかるように、
giveの個人的見解では、

今の報道が、報道である限りは、

実名報道。が正だと考えています。

理由は、巷で言われる
「事件の正当性の確保」です。

例えば、警察が犯人を絶対死刑にしたいからと、
被害者数、つまり死者数を水増しする事だってできます。

警察が、死者40人と言えば、それを信じるしかないわけです。

例えば、京アニ側が自分のところの従業員で35人が亡くなっていても、
警察が出入りの業者や近くを歩いていた人も犠牲になり計40人の死者が出た。
と言えば、警察以外はそれを確認する術がありません。

病院を片っ端から当たって、運ばれた被害者数を割り出すとかも出来なくは
ありませんが、病院を公開しなければ、それも半信半疑になります。

従って、報道機関は、その事件が本当に事実なのか?という事を
暴く責務があり、それ方法の一つが実名報道。であるわけであります。

ですので、giveは何の罪もなく、無差別に事件に巻き込まれた犠牲者や家族には
気の毒であるとは感じつつも、「実名は公表されなければならない」
と考えています。
何故なら、犯罪が起きた場合、法によって裁かれなければならないからです。

法によって裁くための裁判で、犠牲者の名前が公表されていないってのは
ありえないわけで、遅かれ早かれ、実名の公表は必須であり、
それを報道機関が求めるのは、至って自然な考え方だと理解しています。

※津久井やまゆり園大量殺傷事件では、被害者の立場から
警察は被害者の実名を報道していませんし、裁判も匿名で行われる可能性がありますが、
残された遺族に関わる問題ですので、あくまでも例外と考えます


また、京都アニメーションという会社の特殊性も関係してきます。
例えば、一人の素晴らしい監督がいたとします。
その監督が被害にあったか?あってないか?は
下賎な話ですが、株価に直結する可能性があります。
株だけではなく、その監督の作品と関わりがある会社や
関係者にとっても重大な事ですし、
ファン、つまりは顧客からみても大事な事です。

あのようなクリエイティブな業界では、会社ではなく
個人の裁量にかかっている部分が、
通常の会社よりも大きく、その人が存命なのか、亡くなったのかというのは
周知しなければならないでしょう。

これが監督じゃなくても、キャラクターデザインの人とかでも同じです。

かなりキツイ言い方をしますが、
ここで被害者の実名を公表しないのであれば、
アニメ作品のスタッフロールに、関係者の名前を載せることも止めたほうがいいでしょう。

例えば、普通の会社の商品に、スタッフロールなんてものはありません。
調べればわかるかもしれませんが、大々的に関わった人間を
商品に載せるってことはしません。

キューピーマヨネーズに、生産者の名前なんか載ってないという事です。

個人の名前をスタッフロールに載せないのであれば、
会社や組織の作品であるということで、
このような事件が起きても、実名ってのはさほど
社会には影響がなく、遺族が望むのであれば報道では実名を公表しない。ってのも
giveは理解できます。
最近でいえば、アニメ作品でも「○○勢作委員会」みたいなクレジットがありますが、
その○○勢作委員会の一人が犠牲になったとしても、
多くの人にはそれが誰かわからなかったりします。
その場合は、報道する必要性はないと判断できます。

ですが、現在進行形で一般に流通している作品にクレジットが載っている以上、
それは、社会に認知された人物であって、
事件の犠牲にあった場合、公表するのが筋であるとgiveは考えます。


もちろん、この考えが「正しい」とは思っていません。
・・・が、今の「報道」というものはそういうものである。という認識です。


ここまでは、実名報道に賛成という意見です。


ですが、次に、ではそれを
テレビなどの公衆の媒体で、大々的に発表すべきか?

という問題は、別の話です。


例えば、京都アニメーションの株を持っている株主。
仕事に関係のある関係者。
京都アニメーションのファンである顧客。
裁判に興味がある人間。など

彼らが望むのであれば、それを知るべき環境は用意しておくべきですが、
何も関係のない、犠牲者の名前を聞いても聞かなくても大差ない人間達に
わざわざそれを公表する意味はあるのか?というのは、
実名公表とは、また別の、違った話です。

昔はこういうのを知るためには、テレビや新聞などしかありませんでしたが、
今はどのような形でも公表する事は可能です。

インターネットで、調べたい人だけ調べられるという形でいいわけです。
なんなら警察のHPなどで、こじんまりと公表すればいいだけの話です。

今の社会で、テレビが犠牲者の名前を全国区で放送するっていうのは、
はっきり言ってナンセンスであって、
まったくもって、不必要!であるとgiveは断言します。

giveの持論っていうか、社会はこうあるべきだ!という考えの一つに
事件やニュースなどのデータベースが必要だと思っています。
野球やサッカーなどのスポーツは、データベースがありますが、
事件やニュースに関しては、一元的なデータベースが存在しません。

従って、事件なら警察なりが、事件のあらましと犠牲者、
裁判で罪が確定した容疑者氏名を記したデータベースを作成し
公開すべきだと思っています。

知りたい人は、それを見ればいい。

事件の内容について詳しく知りたい人は、現行のwikiを見ればいい。
wikiの事件のページでは、被害者も被疑者も匿名で記されているページが多く、
それで成立しているわけです。

つまり、知りたい人が知れればいい。のであって、
「公表」の必然性はあれど、「報道」の必然性は一切ないのです。

警察などがデータベースを作成すれば、メディアの事件の記事の担保にも
なりますし、正当性の裏づけも取れます。

ですので、メディアの報道には反対の立場であって、
そんなメディアの横暴をぶっ潰すためにはどうすればいいか?
と考えると、メディアに代わる何かしらのデータベースがあればいい。
とgiveは考えています。

要は、インターネットをもっともっと活用していくべきであるのですが、
まぁ未だ旧体制と言いますか、なんと言いますか。。。。

今回のメディアの行き過ぎた実名報道に対し、反対の意見も
ネット上でちらほら見たのですが、
なんつーか、犠牲者に配慮しろとか感情論ばかりで、
では、どうすればいいか?などの意見は一切みることがありませんでした。


犠牲者やその遺族のプライバシーを最低限守りつつ、
警察に嘘の情報を流させないという監視、
国民の知るべき権利、
デリカシーのないメディアへの掣肘、

そういうのをしっかり考える機会であったと思うのですが、
そこら辺の話には踏み込まず、時間だけが流れたイメージ。

なんというか、、、、日本人はこういうところ、ダメだなぁ(´・ω・`)

って思います。。。


( ゜д゜)ノ しーゆー



give0616 at 17:49│Comments(1)

この記事へのコメント

1. Posted by 戯休   2019年09月22日 22:52
概ね同意です。
>「公表」の必然性はあれど、「報道」の必然性は一切ないのです。
とは、自分も常々思っていました。

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