2005年09月20日

中内オーナー死去

元ダイエーホークスのオーナー、中内元オーナーが死去された。

根本さんに続き、ホークスを彩ってきた人達が消えゆくなか、ダイエーホークスと言うチームも消え、感慨深いものがある。

勝てるチームを作る事はさほど難しい事ではない。しかし、それを維持し、常勝軍団にするだけでも大変な事であるのに、ホークスは地元密着と言う形まで作り上げ、名門ホークスの復権、九州球団の復権とその業績はけして小さいものではなかった。

ホークスが成功をおさめたから、北海道にそして仙台に球団が出来たと言っても過言ではないと思う。

近年、パ・リーグを良い意味でも悪い意味でも盛り上げたのはまさしくホークスであった。

巨人のように金にモノを言わせた創成期、叩かれた。
けして人気がある人ではなかった根本さんを監督に迎えた低迷次代。
根本さん、そして中内オーナーが闘える集団を作り、王監督を招聘。
低迷する王監督を使い続け、ついにお荷物球団だったホークスを常勝軍団へ押し上げ、脱巨人、野球を野球として人気を築き上げていったその業績には計りしれないものがあると言える。

おそらく、我が子同然であっただろうホークスを手放した年(年で言えば昨年だが)この世を去った中内さんの心境を察すると心が痛い。
否、九州に球団を残した形で身売り出来たから安心して逝ったのかも知れない。

とりあえず今は、いちホークスファンとして
「ありがとうございました」
と言いたい。

金権野球と言われた時は、僕も中内さんを嫌いました。
しかし、月日が流れ、誇れるべきチームに成長した今、あの時の荒治療も納得できる部分もあります。

いい息子さんに成長しましたよ。。。ホークスは。

(´ー`)安らかに。



give0616 at 02:46|PermalinkComments(0)TrackBack(0)